まるで人間のようだった犬

私は結婚して初めてペットを飼う事になりました。
なので、結婚する前は犬に触った事も無ければ、散歩に連れて行った事もありませんでした。
初めて犬の散歩をした時は、とても新鮮でした。
そして、旦那の家で飼っていた犬は、室内犬だったので、犬が外ではなく、家に居る事が衝撃的でした。
室内犬ともなれば、散歩から帰って来たら、足を拭いてやり、床を汚さないようにしました。
人間が、外から帰ってくれば靴を脱ぐように、犬も、外から帰ってくれば、足を拭くのです。
けど、いくら人間地味た扱いをされていても、犬に服を着せるというのは、抵抗がありました。
…必要ないだろと心の中で突っ込みながら、雪の降る寒い日などは、服を着せていました。
そんな犬にも寿命が来たのか、もう、五年も経つのですが、心臓病で亡くなりました。
心臓病を発症してから、亡くなるまでの期間がとても短く、弱っていく姿が今でも忘れられません。
亡くなった時は、犬が死ぬというよりは、もっと近い存在が死んでしまう…まるで、兄弟が亡くなってしまったかのような錯覚が起きました。
ペットというのは、一緒に長い年月を暮らしていくうちに、人間と同じような存在になるんだなと感じた出来事でした。